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GWの海外旅行54万8000人~旅行者数が高水準維持 JTB調査  

 JTBが5日発表した「2007年ゴールデンウィーク(4/25~5/5)の旅行動向」によると、ことしのゴールデンウイークの旅行者数は昨年に引き続き、「国内」「海外」ともに好調になるとの予想でした。

 海外では、「中国が完全復活」(同社)。マカオが人気で、バリ島の人気も回復、アジアが絶好調といいます。曜日配列の影響から比較的短い日数で渡航するケースが多く、近距離の人気が高い。旅行者数は計54万8000人と、前年同期比0.4%減と微減でした。

 一方、国内は、新名所が増えた東京や味わい深い京都、リゾートの沖縄などが人気で、計2148万7000人(同0.1%増)と推計しています。

 一人あたりの平均費用は海外が25万1700円(同0.4%増)、国内は3万9100円(同0.3%増)でした。

 気になる出発のピークは、海外旅行が「5月3日」「5月2日」と「4月28日」の順となっています。

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調査結果は以下の通り。

<2007年GW期間の旅行の特徴>

(1)旅行意欲は引き続き旺盛、総旅行人数はほぼ前年並みに
・海外旅行はアジア絶好調、人数はわずかに下回る――後半が5連休の昨年に比べ、今年は前半が3連休、後半が4連休となっている関係で、海外旅行は3~4日間で行ける近場アジアが大きく伸びている。一方、昨年に比べヨーロッパや北米など遠距離方面は連休直前の26、27日の出発が昨年より増えているものの全体的には弱含み。この結果、海外旅行人数は54.8万人(▲0.4%)と好調だった前年を僅かに下回る見通し。

・国内旅行は2度の連休で好調――1~3泊で出かける国内旅行には最適。片方の連休で旅行し、もう一方の連休は別の用事を済ませる、又は近場と遠距離など2回旅行することが出来るなど恵まれた曜日配列であることから、過去最高レベルとなった昨年並みの人数2,148.7万人(+0.1%)に達する見通し。昨年同様天候に恵まれると、国内旅行者数はさらに上回ることも予想される。



(2)平均旅行費用は国内・海外ともに増加、総消費額も増加
・旅行への支出意欲は堅調――旅行者アンケートの「今後の旅行支出に対する意向」(P7-表10参照)で、「支出を減らしたい」は昨年より1.7ポイント減少しており、旅行消費意欲は堅調と言える。

・海外旅行、国内旅行とも平均費用はわずかながら上昇――昨年以上に近場旅行の比率が上がるものの、昨年に比べ高額商品の販売が好調なことやツアー代金が上昇していることから、海外旅行の一人当たりの平均費用は前年を0.4%上回る251,700円となる見込み。
 国内旅行の一人当たり平均費用は、前半3連休、後半4連休を利用した都市圏からの沖縄、中京圏や関西圏からの東京など遠距離旅行に出やすいことから、0.3%上回る39,100円になると予測。その結果、旅行消費額は国内旅行が昨年より32億円増の8,402億円、海外旅行が1億円増の1,379億円、総消費額は33億円増の9,781億円(+0.3%)となる見込み。


(3)連休前後の平日を休み、旅行に利用する傾向も
 海外旅行出発のピークは5月3日・5月2日と4月28日の順。
 ルックJTBの予約状況を見ると、5月2日の出発が前半の連休初日に当たる4月28日を超える人数となっている。その傾向はタイやバリ島など中距離のアジア方面に多く見られる。また、26日、27日出発は4月30日、5月1日出発を超えている。旅行費用が安い連休前への出発日の前倒し、分散化傾向が見られる。
 国内も同様の傾向が見られることから景気の回復とともに業務が忙しくまとまった休暇が取りづらくなり、連休に合わせて有給休暇を取り、行きたかった旅行に出かけようという就労者の姿が伺える。



<海外旅行の特徴>

(1)近隣アジアへの旅行が全体を底上げ
 今年のGWは、台湾、香港、中国の伸びが著しい。香港は米資本カジノの進出によるマカオ人気にも引っ張られている模様。ルックJTBのマカオチャーターは完売。中国は05年4月の反日デモで沈んだ観光需要が完全に回復、今年春頃から内陸周遊コースも売れ始め勢いを取り戻している。
 また、テロの影響を受けていたバリ島も完全回復傾向にあり、チャーター便は完売の状況。
 今年のGWは最長で4連休の日並びで、この4日間でいける近隣アジアを中心に需要が集中した格好だが、これらの方面は航空座席数も多いことから、全体の底上げにつながっている。

(2)遠距離方面は出発日が分散するも伸び悩み
 ハワイ、アメリカ、ヨーロッパ、オセアニアなど遠距離方面は4月28日の出発がピークとなるが、ハワイとアメリカは4月26日、ヨーロッパは4月25、26日の出発も多く、分散化傾向が顕著となっている。ただし、遠距離方面への旅行者数は、後半の休みが昨年よりも1日少ないことやツアー代金の上昇も影響してか、昨年好調だったヨーロッパを含めいずれも伸び悩んでいる。

●(参考)ルックJTB販売人員(4/25~5/5出発)前年同期比(3月23日現在)
 


<国内旅行の特徴>

(1)連休の分散化で動きが活発に
 後半5連休に旅行が集中した昨年と異なり、今年は前半3連休、後半4連休となり、両方の連休で国内旅行需要をうまく吸収している。加えて連休の前後に平日を加えれば、国内旅行はいつでも出発できることから、遠距離、近場といずれの方面も好調に推移している。
東京発エースJTBの予約状況によると、5月3日が出発のピークではあるものの、4月27日から5月5日までの出発がひとつの大きな山になっている。
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(2)引き続き人気の沖縄、新名所オープンの東京、味わい深い京都が人気
・沖縄人気――季節を問わず旅行者が集まる沖縄は、今年のGWも安定した人気。グアム・サイパン等近隣のビーチリゾート需要が沖縄へシフトしているようだ。
・新名所オープンの東京―六本木防衛庁跡地にできた東京ミッドタウン(3月30日開業)や新丸ビル(4月27日開業予定)等、東京に魅力的な新名所が続々オープン。また、上野公園の東京国立博物館で「レオナルド・ダ・ビンチ-天才の実像展」、本年1月にオープンした六本木の国立新美術館で「ポンピドー・センター所蔵作品展」、「大回顧展モネ」が、さらには丸の内の東京国際フォーラムで昨年16万枚以上のチケットが売れ約70万人の集客があったクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」が開催される。新名所と芸術イベントがあいまって、大人の女性や熟年カップルにとって東京が一大訪問地として注目されている。
 大手旅行会社の予約状況を見ても、今年は首都圏への旅行が大幅な増加を示している。定番の東京ディズニーリゾートへ向かうファミリー層に加え、女性やカップルによる都内のホテル宿泊が目立っている。東京ミッドタウンにオープンしたリッツカールトンをはじめ、コンラッド東京、マンダリンオリエンタル東京など話題の高級ホテルの予約が好調。都内のホテルに滞在し、ショッピングや美術館巡りなどを楽しむのが、大人の女性やカップルの間で人気となっているようだ。
・味わい深い京都――年間を通して人気の京都だが、大手旅行会社の予約状況を見るとGW期間中も引き続き好調。京都は、定番の観光施設やグルメなどに限らず、食材、文化、歴史、建築、美術など楽しむジャンルは広くさらに奥深い。大人の観光地として定着していると言えよう。

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<調査方法>
 調査地点:全国200地点
 調査実施期間:2007年3月7日~19日
 調査対象:全国15歳以上79歳までの男女個人
 サンプル数:1,200名
 調査内容:2007年4月25日から5月5日に実施する1泊以上の旅行(海外旅行を含み、商用、業務等の出張旅行は除く)
 調査方法:調査員200名により質問用紙を使った個別訪問調査(100%回収)

●リンク (株)ジェイティービー ホームページ http://www.jtb.co.jp/








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