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東京、タクシー離れの兆し・値上げ1週間3.6%減収 

12月18日 日本経済新聞

 今月3日にタクシー料金が上がった東京地区で最初の1週間、客離れが目立った。約380社が加盟する東京乗用旅客自動車協会(東旅協、東京・千代田)のまとめによると、3―9日の7日間の1台当たり営業収入は前年同期比3.6%減少した。先行値上げした大分県と長野県では増収となっており、代替交通機関が多い東京値上げによる消費者の「乗り控え」傾向が出ている。

 東旅協の加盟会社のタクシー保有台数は約3万4000と東京地区の法人タクシーの9割を占める。このうちの35社を対象にした今回調査では、顧客を乗せて運行した回数が10%減った。



東京タクシー利用13%減 値上げ客離れ深刻

J-CASTニュース 12月19日

 東京都内や横浜市、川崎市のタクシー運賃が初乗り660円から710円に値上げされてから半月ほどが過ぎたが、早くも「客離れ」の兆候が表れた。東京地区のタクシー会社約380社が加盟する東京乗用旅客自動車協会(東旅協)によると、2007年12月3日から9日の7日間の1日1台あたりの運送収入は5万1335円で前年同期比3.6%減少した。利用者数は同13%減。都内のタクシー会社によると、「このまま客離れが根づいてしまう恐れがある」と深刻に受け止めている。

値上げして1週間で3.6%減収

 値上げでタクシーの客離れが進んでいる。東京・新宿の靖国通り。にぎやかな歌舞伎町に近いこの通り沿いには、深夜終電を逃したサラリーマンなどがタクシーを待つ姿が目立つ。週末などは拾うのに苦労することも。しかし、最近はけっこう簡単に拾え、列を成しているのはタクシーのほうだったりする。

東京を走るタクシーの台数は、436社の5万4295台(06年3月31日時点、東旅協調べ)に上る。12月3日からの値上げは、初乗りが50円アップの710円。走行距離で加算される運賃も10円増えて90円となった。深夜割増運賃を1割引き下げ2割増したが、適用時間帯を1時間前倒しして午後10時からに変更した。

賃金水準の低いタクシー運転手の労働条件改善やガソリン価格の高騰などの影響で、国土交通省が値上げを認めた。

東旅協が12月3日から9日に調査したところ、輸送回数が51万2271回で前年同期比10%減。利用者数(輸送人数)は69万4830人が利用したが、同13%減少した。1日1車あたりの走行距離で5.1%減(266.2キロメートル)、運送収入は3.6%減少した。

売上げが「数億円程度減ると思う」
どの数字をとっても「マイナス」で、その理由として考えられるのは値上げ。大手タクシー会社はJ-CASTニュースの取材に、「現象だけでみると値上げの影響といえるが、本当のところはまだわからない」と話す。先行して値上げした大分県や長野県では増収といわれるが、「東京はバスや電車など代替が利くので、このまま客離れが定着してしまうと…」と言葉を濁す。実際に、これまで利用していた距離をバスに換えるなど利用を控える動きは感じているという。

また、別のタクシー会社は「いまのところ、手にとって減ったという感じではない。(忘年会や新年会などで)今週末からが書き入れ時で、ガクンと落ちるとは思えない」と、不安を打ち消してみせる。

約1600台を抱えるタクシー会社では、06年の売上げが04年並みに落ち、07年も「数億円程度減ると思う」としている。値上げしたはいいが、このまま客足が遠のくと傷口が広がる可能性がある。

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