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利便性高まる羽田空港 国際化議論再燃も  

2008年5月1日付 フジサンケイビジネスアイ


平日3日を挟み長期休暇が取りにくい今年の連休は、例年に比べ海外旅行に出かける人は少ない。中国も今年は食の安全やチベット問題の影響で観光客が前年比3割減と振るわないなか、羽田発着のチャーター便も就航した香港線が好調を維持。背景には羽田国際化を推進した航空会社の思惑もあるようだ。

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 ■好調な香港線

 日本航空の3月までの香港線の搭乗率は9割を超え、連休中も8~9割の見込み。4月1日に羽田-香港チャーター便を就航させた全日空も、成田発着便を含め5月末まで7割が予約で埋まっているという。

 最大の理由は“アジアのラスベガス”に変容しつつあるマカオ人気だ。JTBによると、2007年の香港、マカオへの観光客数は前年比19%増。「ラスベガスのようなホテルやカジノが建設され、香港、マカオ観光を牽引(けんいん)している」(広報室)。マカオを訪れる日本人観光客数は昨年初めて30万人を超え、各社は「今年はそれ以上」と期待を寄せる。

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 ■訪日観光客促進

 一方、訪日観光客の増加も香港線の好調を下支えする。全日空の羽田-香港線の4月の搭乗客のうち8割は香港在住者。同路線を使えば、早朝に羽田に到着し国内線に乗り継ぎ、地方都市でも午前中には到着できる。出発は午後9時ごろであるため、日本観光を満喫できるというわけだ。

 ANAセールスは、北海道の自然をレンタカーで楽しむ香港人向けツアーを商品化した。3~4日かけて北海道を周遊するもので、これまでは千歳空港からのコースだけだったが、羽田発着便の就航で札幌や網走からも設定可能となった。訪日旅行部の松岡弘晃マネジャーは、「訪日観光客も個人化しており、自由に楽しむためのインフラづくりが課題」と語る。

 7月1日には、日航も羽田-香港線を開設。羽田、成田合わせて搭乗率8~9割と高水準を見込む。日本-香港間の旅客流動はますます活発化しそうだ。

 全日空が、いち早く羽田-香港線を開設したのは、10年の羽田空港の新滑走路供用開始を見据えた試金石だ。同路線は、深夜・早朝時間帯を活用したチャーター便だが、国土交通省が成田との競合を避けるため課した距離制限を超える初めての国際線となる。

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 ■全日空「定期便」を

 10年には羽田の発着枠は年間11万回増える。国際線への割り当ては3万回と少なく就航都市も限られる。香港線の成功を、国際線枠の拡大と規制緩和につなげたいのが同社の思惑だ。

 企画室企画部の宮川純一郎担当部長は「国内線の頻度を増やすのは現実的ではない」と言い切る。すでに国内線の搭乗客数は頭打ち。将来、九州や北陸へ新幹線が延びれば旅客が流出し国内線の需要はさらに減りかねない。

 一方、日航は現行通りチャーター便や深夜早朝枠を国際線枠拡大に活用する方針。昨年280本だった羽田発着の国際チャーター便を、08年には羽田-香港線も含め800本に拡大するなど、羽田の活用に力を入れている。

 全日空は「近距離国際線を羽田に集約すれば、外国人旅行客の利便が高まり訪日観光が促進される。日本の経済活性化に貢献できる」(営業推進本部の北村徹主席部員)と、定期便による国際線拡大を訴える。香港線が羽田国際化議論再燃の起爆剤になりそうな気配だ。(門倉千賀子)

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